国労鉄建公団訴訟原告団と  ともに闘おうのページ

  

    ●目次●

 1、ホームページ開設にあたって、原告団深浦団長

 2、支える会機関誌「ジャスティス」
 
 3、行動記事

    @、24年の闘いで和解解決
    A、解決を求めて中野さんが長崎を走る
    B、9/15判決一周年集会を開催
    C、連帯ロード鹿児島を走る
    D、国鉄闘争連帯ロード2006走る
    E、熱く燃えた一週間の上京行動だった

 4、いくつかの小論  
      @、ガリレオほどではないけれど、原告団は素晴らしい(共闘会議、中島義雄)
    月刊「地域と労働運動」94号、2008年8月号に掲載)

   A.2次訴訟の時効判決批判(共闘会議、中島義雄)
   B,9・15判決を受けて(原告・野口賢治)
   C、JRの違法行為と地位確認訴訟の意義(萩尾弁護士)
   D、なぜ、鉄建公団訴訟に立ち上がったか(原告、野口賢治)
       E、国鉄闘争と労働界再編から学ぶこと(郵政ユニオン、中島義雄)
            (月刊「科学的社会主義」2012年4月号に掲載)

 

 、鉄建公団訴訟長崎原告団を支える会が
    闘争終結で解散しました。


  6月24日の国鉄共闘会議解散の決定を受けて、長崎の支える会も7月20日、第103回幹事会を開き、組織の解散を決定しました。これまでの皆様方のご支援に心より感謝申し上げます。
 今後は幹事会レベルでユニオン差別を許さない支援共闘会議に組織を受け継ぎ、地域運動を継続していきます。今後ともよろしくお願いいたします。
2011年7月20日
 鉄建公団訴訟長崎原告団代表・深浦義孝
 鉄建公団訴訟長崎原告団を支える会、代表・小杉徳寿
 長崎国鉄共闘会議、議長・中島義雄
 
 会の機関誌、ジャスティス最終号です。


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 鉄建公団訴訟長崎原告団を支える会の
 会報「ジャステイス」はここをクリックしてください
   


 
 はじめに

 1987年4月1日。国鉄がJRに変わるとき、国鉄で働いていた国労や全動労、動労千葉の仲間、約7000人がJRに不採用となります。不採用の理由は明らかにされず、「新会社から採用通知が来なかった」とだけ告げられました。そしてその7000名は清算事業団に入れられ、再就職などを求められますが、3年後の90年4月、最後まで残った1047名が期限切れを理由に二度目の解雇を受けます。これが、1047名問題の始まりです。

 以来、国労などは、不採用は闘う労働者差別であるとして、JRに採用を求める地労委闘争を闘い、そのすべてが勝利します。しかし、JRはこれに従わず、裁判に提訴します。

 この国労などの反処分闘争は、2003年12月、最高裁が「不採用を合法」と認め、労働者側は敗訴となります。前後して、国労の4党合意の政治解決策が出て、これに反対して、鉄建公団訴訟原告団が結成され、支援組織も、国鉄闘争勝利の共闘会議が立ち上がります。長崎では原告団が6名おり、(佐世保は8名)それを支援する会が立ち上がって、ともに闘ってきました。

 この新たな裁判は、国鉄を引き継ぐ清算事業団を相手に闘った鉄建公団訴訟でした。05/9/15、東京地裁は「国労を採用しなかったのは「不当労働行為」があったからだ」として、慰謝料を認めました。国側は控訴し、裁判は東京高裁で争われましたが、裁判長からの和解提案を受けて、政治解決が模索され、政権与党3党(民主、社民、国民新党)と公明党の要請を受けた国が和解に応じます。闘争の主体、4者4団体もこれに合意し、2010年6月28日、最高裁で原告らは鉄道運輸機構=国と和解をし、24年に及ぶ闘いの終わりとなりました。
     2010年7月
        鉄建公団訴訟長崎原告団
        鉄建公団訴訟長崎原告団を支える会
        1047名の解雇撤回、国鉄闘争勝利長崎共闘会議

  
ホームページ開設にあたって

私たちが、鉄建公団訴訟長崎原告団を結成して今年7月で5年目を迎えます。 訴訟を起こした為、闘争団内部で様々な脅し・嫌がらせなどを受けましたが、それでも闘いを止めずに頑張れてこられたのは、私達を支えていただいた全国の多くの皆さんの支えがあったからです。この支えと踏ん張りで9・15判決が勝ち取れたと思っています。闘わずして勝利はないのです。特に長崎では、原告団結成と同時に『鉄建公団訴訟長崎原告団を支える会』を立ち上げていただき、上映会、報告集会、署名の取り組みなど物心両面のご協力を頂きました。
 支える会では、幹事会を増すごとに取り組みも充実してきました。原告団員を支える取り組みから尼崎脱線事故報告会や郵政問題上映会、さらに長崎市役所雇い止め裁判報告など国民の命と暮らしを守り、一人の首切りも許さない闘いへと発展してきました。まさに、原告団の闘いと支える会は、運動を進める上で車の両輪として大きな役割を果たしています。
 支える会の機関紙『JUSTICE』で、原告団の動きや会員の声を毎月報告していますが、このホームページでも私達の声を報告し、一人でも多くの人に見てもらい、理解してもらって、皆さんと一緒に闘って行きたいと思います。どうぞ、よろしくお願いいたします。

鉄建公団訴訟長崎原告団

代表  深浦 義孝

      


   24年の闘いに和解合意
  闘いは終わってみないとわからないが、4月12日、国鉄1047名の解雇撤回闘争闘ってきた鉄建公団訴訟原告団など4者4団体は、与党3党などが示した和解案に合意し、署名を行った。裁判所の和解という取り扱いのために、6月末がめどとなるが、もし和解が成立すれば、24年の闘いの幕となる。
 ともあれ、ここまで「納得いく解決」を求めて、戦い続けてきた鉄建公団訴訟原告団など4者の執念に敬意を表すとともに、最終決着の早からんことを願う。
また、これまで彼らを支えていただいたすべての方々に、感謝の思いを伝えたい。

全国の共闘会議は5月末に全国総会を開き、整理を行う予定だ。
後日、長崎の共闘会議や支える会も報告会を開き、最終決着のご報告をさせていただく。
2010/5/11
国鉄闘争勝利長崎共闘会議
長崎鉄建公団訴訟原告団を支える会
鉄建公団訴訟長崎原告団
国鉄闘争の解決を求めて、中野勇人飛脚九州を走る

 JR差別不採用問題の解決を求めて、北海道原告団の中野勇人さんが、九州から東京へ走った。長崎にも8月25日入り、いくつかの集会参加などを行い、市内を走った。
 しかし、支援の私たちは「がんばれ」と声をかけるだけですが、実際に走る人はさぞかし、大変だろうと思います。一度は四国から1047キロを走り、二度目は鹿児島から自転車で走り、三度目は飛脚になって自力で走るという、およそ、他人は想像もできない苦労をかささねておられる原告に、心の底から、すでにあなたは「勝者」という言葉を送りたい。
全体で記念写真 飛脚の中野勇人さん
一緒に走った街宣車 集会の模様2
 

鉄建公団訴訟、高裁の現局面
   ガリレオほどではないけれど、原告団は素晴らしい

  08年7月、国鉄闘争は大きく動こうとしている。日本最大の争議。戦後史最大の闘い国鉄闘争も、6月2日の鉄建公団訴訟原告団の東京高裁の審理(JR東海葛西会長尋問)で、大きな山場を越えた。これを終えて、南裁判長は、双方に「裁判外解決」を促した。和解でもない。もちろん判決でもない、ソフトランディングとは何か。これはどういう方向へ動くのか。郵政労働者ユニオンの「国鉄闘争の現局面」の大会報告を掲載する。

  記事はここをクリックしてください

   鉄道運輸機構第2次訴訟の時効論による 東京地裁の、訴え却下判決を強く糾弾する
  国鉄解雇撤回闘争の鉄道運輸機構訴訟原告団第2次訴訟で、東京地裁は、3月13日、訴えは時効であるとして、労働者の訴えを却下した。これは2002年最高裁の時効の開始日を判断した判決にも反する不当な判決である。長崎共闘会議、支える会、原告団は強く抗議するために、以下の声明文を発する。東京地裁は不当判決を撤回せよ。

   (不当判決糾弾声明文はここをクリックしてください)
9・15判決1周年、連帯ロード2006 長崎集会を9/5に開催しました。 

 9/15鉄建公団訴訟原告団の裁判の判決から一年。この闘いの勝利を目指す国労の仲間は、「連帯ロード2006」自転車キャラバンと、全国43ヶ所連鎖集会を開いている。自転車キャラバンは、鹿児島ー東京と北海道と東京をともに2000数百キロを走破する厳しい闘いである。これは8/24の宮崎連鎖集会を皮切りに、25の鹿児島、26の荒尾、27の博多、28の北九州と連続的に開かれ、自転車も、その地域を走りぬいた。
 この闘いで自転車をこぐのは、去年四国から一月かけて東京まで走りぬいた四国常駐オルグで原告団の中野勇人さんだ。長崎ピースサイクルと原告団と支える会は鹿児島へ出かけ、ともに荒尾市まで走った。暑い中、元気に走る中野さんは、「闘争団である私たちが闘わなければ・・・」と淡々と話すが、一月以上もかけて、東京まで自転車で走ることは容易ではない。いくら当事者としても、命の危険まで押して、闘う彼の姿に感動するしかないし、少しでも一緒に走り、彼を支え、そして全国の原告団や闘争団の解雇撤回を勝ち取りたいと本当に思う。

 9/5長崎連帯集会は、その支援集会である。夜18:30から始まった集会では、支える会の荒木幹事が開会を宣言し、実行委員長の中島代表が、「鹿児島の出発集会に参加をした。鹿児島でも宮崎でも、そして荒尾でも地域の平和センターの代表や、私鉄、自治労、教組、JPU(全逓)も三役等が参加をされ、国労の県本部委員長が代表してあいさつをされた。国労も先の全国大会で大同団結を勝ち取り、年内解決に向け、本当に闘おうとしている。長崎でもなんとしても解雇撤回を勝ち取るために、支援を続けたい」と語った。
 解雇当時のビデオ上映会もあった。このビデオは、第2次原告団の裁判で証拠として提出され、裁判所で上映されたものである。当時の中曽根首相が、国労をつぶしたと自慢げに話す姿も記録されており、改めて国家的不当労働行為があらわになった。
 この集会には国鉄闘争勝利共闘会議の二瓶久勝議長も来崎された。議長は「なぜ共闘会議を立ち上げたのか。四党合意とはなんだったのか。国労本部はどういっていたのかなど゙を経過として報告され、事実が明らかとなった。また現在の裁判の進行状況と国労や連帯する会の実態も報告された。
 参加者は、「なぜ長崎では国労などがこうした連帯集会に参加しないのか?」等の意見も出され、意見交換も行われた。原告団からは現状が報告され、小杉幹事の「格差社会の中で、非正規労働者のように人権を侵された人と連帯して国鉄闘争は闘いぬこう」とまとめられ、集会を終えた。

原告団を支える会とピースが 連帯ロードをともに走る

 鉄建公団訴訟原告団を支える長崎の会とピースサイクル長崎は、連帯ロード2006の運動に参加しました。8/25原告団の深浦さんと支える会の中島さんは、鹿児島受け入れ集会に参加し、よく、26日には、ピースの松江さんが、鹿児島から熊本県荒尾市まで(200キロ全部ではありませんが)自転車走行をしました。
 この運動は、9/15判決1周年を迎えることと、解雇撤回闘争の年内解決を求める闘いのひとつとして設定されたものです。主催は解雇された1047名連絡会ですが、鹿児島、宮崎ともに、国労が主催し、報告集会を地元の平和センター等の共闘と共催で開かれたものです。
 自転車で九州から東京まで走るのは原告団で四国に常駐オルグとして闘っている、1047キロマラソンを走った中野勇人さんです。

 8/25の鹿児島受け入れ集会は国労鹿児島会館で開かれ、鹿児島平和センターの副議長や私鉄、教組、自治労、JPUの仲間や役員たちが参加しました。また原告団・闘争団を支える弁護士さんや、連帯する会の鹿児島大学元教授等も、「不当な解雇を早急に撤回させよう」と連帯の言葉を述べられました。(なお24日は同じような集会が宮崎でも開かれ、152人が参加したと報告されました。)

 原告団は、実走する中野さんのほか、原告団の酒井団長が鹿児島に来られ、闘いの現状を報告されました。またサポート団として、鳥栖闘争団の永松さんと井上さんが、また長崎原告団からは深浦さんが同行しました。

 26日は暑い日でした。
 9時、鹿児島市役所前の出発集会には、昨日と同じように、平和センターの仲間が40名集まり、激励が行われました。司会は平和センターでJPU(全逓)の牟田実さんで、平和センターの事務局長が、共闘を代表し、東京まで元気で走られるようにを激励をしました。自転車で走る仲間3人が紹介され、松江さんも「黄色のそろいのTシャツを着て、メンバーと感じた。元気で走りたい」と抱負を述べました。

 一行8人は、車に分乗し、自転車を応援しながら、熊本県の荒尾市まで200キロを走りました。暑い中で、国労の仲間は自転車になれていないせいか、疲れ気味でしたが、いくつかトラブルもありながら、無事、到着しました。

 追記ですが、共闘会議のHPの九州走行の記事を見ると、北九州ではユニオンとピースサイクルの仲間が参加されています。加茂さん夫婦と千手さんが自転車等でコースを走られ、北九州集会では、見口さんも参加され、九州を走る連帯ロードをユニオンやピースサイクルが応援できたと思います。また中国路や大阪、兵庫も地元のユニオンやピースサイクルがサポーターとして運動の成功を目指します。
 

      
    

国鉄闘争
1047名の解雇撤回、
連帯ロード2006
自転車キャラバンが
9/15判決1周年の
東京目指して走る

 1047名連絡会主催の解雇撤回全国闘争「連帯ロード2006」が7/24の宮崎集会から始まる。長崎の支える会とピースサイクル、ユニオンはこれに賛同して、7/25の鹿児島集会と、翌日26日の熊本までの自転車走行キャラバンに3名が参加する。 参加は、長崎原告団が1名。支える会のユニオンとピースサイクルから各1名で、合計3名である。

 国鉄闘争は、昨年の原告団の9/15判決以降、1047名の団結が回復し、国労もまた夏の大会で裁判闘争を視野に、年内解決を目指す状況となっている。

 この全国キャラバンは、そうした意味で大事な全国闘争となっている。長崎の支える会は、この取り組みに連帯する形で、9/5に「長崎連帯集会」を開催する。この集会には国鉄共闘会議の二瓶議長が参加され、情勢を報告される。この集会にもぜひ多くの仲間が参加されることを要請します。

テキスト ボックス:  

日時06/9/5(火)18:30
場所:市民会館横アマランス
講演:国鉄共闘会議の二瓶議長

主催、鉄建公団訴訟原告団を支える長崎の会

国労鉄建公団訴訟原告団
        支える
長崎の会


  萩尾健太
(鉄建公団訴訟弁護団 事務局長)のコラム  No.4 

JR違法行為地位確認訴訟意義

 
1 菊池さんへの厳重注意処分は公益通報者保護法違反
 JR東日本千葉支社は、週刊金曜日のインタビューに応じ、鉄道レール破断等の危険な事実を鉄道利用者・市民に知らせた、新小岩保線技術センターの菊地義明さんに対して、4月18日付けで「社員として勤務時間外に雑誌のインタビューに応じ、会社の信用を傷つける発言をしたことは、社員として著しく不都合な行為である。今後、このような行為を繰り返さないよう厳重に注意する」という処分発令を行いました。
 この厳重注意処分は、今年4月に施行された公益通報者保護法に違反しており、違法です。
 これまでも、内部告発をした労働者が企業の信用失墜や名誉毀損などを理由に左遷などの不利益な取扱いを受けたり、解雇されるケースが多く見られました。
 判例では、@告発の目的・内容が公益性を有すること、A告発内容の重要部分が真実な意思真実と信ずるに足りる相当の理由があること、B内部告発の手段・方法が相当であること−−などから、告発が正当と認められる場合には、解雇や不利益取扱いを無効と判断しています(2003.6.18大阪地裁堺支部判決いずみ市民生協事件、2005.2.23富山地裁判決トナミ運輸事件)。
 これについて、法整備を行ったのが公益通報者保護法です。この法律では、通報先として(1)事業者内部、(2)行政機関、(3)その他の事業者外部、の3つを定めるとともに(第2条)、通報先毎に通報要件を定めています(第3条)。菊池さんの行ったのはマスコミへの通報ですから、(3)に当たります。(3)については「不正の目的で行われた通報でないこと」「通報内容が真実であると信じる相当の理由があること」を両方満たすことに加えて、さらに5つの要件のうちの一つに当たることが必要とされます。
 菊池さんの通報は、「不正の目的」ではなく、利用者・市民の安全・事故防止の為ですし、レール破断は真実であることが確認されており、JR東日本もこの点について否定していません。
 また、レール破断のまま列車が走行すれば、大事故につながる危険があったのですから、5つの要件のうちの一つである「個人の生命・身体に危害が発生または発生する急迫した危険があると信ずるに足りる相当の理由がある場合」に当たります。
 また、この法律で「通報対象事実」は、「別表に掲げるものに規定する罪の犯罪行為の事実」などとされています。別表には、当然に刑法が掲げられています。レール破断など危険な状態のまま列車を走らせ事故が起きて死傷者が出れば、JR東日本は業務上過失致死傷に問われますから、菊池さんの通報した事実は公益通報者保護法上の「通報対象事実」に当たります。
 このように、公益通報者保護法では、菊池さんの言動は当然保護されるべきであり、JR東日本千葉支社の行った厳重注意処分は、違法行為です。
 したがって、処分されるべきは、菊池さんではなくJR東日本千葉支社の側です。JR東日本は、むしろ世論を喚起して事故を未然に回避することに貢献したとして菊池さんを褒賞すべきです。
 
2 地位確認の裁判提起は多くの労働者に関わる課題
(1)
 6月16日、「今こそ解決を! 共同の力で! 1047名の争議解決を求める6・16集会」では、佐藤勝雄国労委員長が、鉄道運輸機構に対する裁判を行うことを言明したのに対し、酒井直昭鉄建公団訴訟原告団団長が、地位確認(解雇撤回)を裁判で請求し、当事者が足並みをそろえて訴訟に立ち上がることを求めました。
 訴訟で地位確認を求めるか否かが、一つの争点として浮上しています。もちろん、解雇された当事者にとっては、それはまず自分たちの生活と名誉に関わる問題でしょう。しかし、今日では、それは、国鉄闘争のみならず、多くの労働者、労働弁護士に関わる問題となってきていると私は考えています。

(2) 国立情報学研究所非常勤職員雇い止め事件原告弁護団は、今年3月24日の判決(東京地裁民事36部)に当たり、下記の声明を発表しました(抜粋:下線部は萩尾)。
「非常勤公務員は、国・地方を問わず、いまや、正規公務員と同じく恒常的な業務を担う職場に必要不可欠な存在となっている。それにもかかわらず、勤務期間が有期(日々雇用ないしは1年)というだけで正当な理由もないままに雇い止め(解雇)され、紙屑のように捨てられてきた。正規公務員が公務員法によって身分が守られているのに対し、非常勤公務員は身分保障が認められず、不安定だといわれる民間の期限付き労働者(パート・派遣など)と比べても更に脆弱な立場におかれてきた。数多くの非常勤公務員が、その理由を告げられることなく雇い止めされ、泣き寝入りを強いられてきた。
 しかし、そのような中でも『理不尽な更新拒否はどうしても許せない』という労働者が、数は少ないものの全国で闘いに立ち上がり裁判に訴えてきた。ところが、裁判所は『非常勤公務員も公法上の任用関係であるから、使用する者に広範な裁量権がある』として悉くその訴えを退け、本人、支援者、弁護団は悔しい思いを味わいつづけてきた。
 それでも、『理不尽なことは理不尽であるから、たとえ裁判で敗けても敗けても勝つまで闘おう』との合言葉のもとに闘いは続いてきた。本件はその一つである。
 そして、今回、わが国ではじめての地位確認の判決を勝ちとることができた。長年の闘いの積み重ねが、ついに、本判決をして厚かった法の壁の一角を崩させた。本判決は、不安定な地位に苦しみ不安を抱いている非常勤公務員労働者に対し大きな励ましを与えるとともに、本件に続く闘いの道標となるものである。
 (中略)
「注目すべきは、判決の次の記述である。
 『思うに、非常勤職員といっても、任用更新の機会の度に更新の途を選ぶに当たっては、その職場に対する愛着というものがあるはずであり、それは更新を重ねるごとに増していくことも稀ではないところである。任命権者としては、そのような愛着を職場での資源として取り入れ、もってその活性化に資するよう心がけることが、とりわけ日本の職場において重要であって、それは民間の企業社会であろうと公法上の任用関係であろうと変わらないものと思われる。また、非常勤職員に対する任用更新の当否ないし担当業務の外注化の当否については方針もあろうが、任用を打ち切られた職員にとっては、明日からの生活があるのであって、道具を取り替えるのとは訳が違うのである。これを本件について見るに、国情研においては、原告○○ら非常勤職員に対して冷淡に過ぎたのではないかと感じられるところである。永年勤めた職員に対して任用を打ち切るのであれば、適正な手続きを践み、相応の礼を尽くすべきものと思料する次第である。』
 非常勤公務員の思いを受け止めた、まさに『人間の血が通った』判決である。
(中略)
 いずれの点からも本件は画期的な判決である。この判決を次の闘いへの道標とし、本件の闘いを更に進め、東京高裁でも引き続き勝訴するために全力を尽くすとともに、各地で取り組まれている非常勤公務員の権利闘争が連携しあって法の厚い壁を崩し新たな地平を切り開くことを期待するものである。」

(3) ところが、今年6月8日、国立情報学研究所事件判決と相反する判決が、中野区非常勤保育士解雇事件に関して、東京地裁民事19部から出されました。
 それは、鉄建公団訴訟に対する難波判決と同様に、「期待権」侵害を認めて各人へ慰謝料40万円を支払いながら、解雇無効は認めないというものでした。
 この事件の原告団・弁護団は、以下の声明を発表しました(抜粋:下線部は萩尾)。
「4 本件判決は、長年に渡り働き続けたのに突然の方針転換で非常勤保育士全員の解雇をしたことに、慰謝料請求を認め、労働者の安易な使い捨ては許されないと言う裁判所の厳しい姿勢を改めて示したのである。しかし一方で、裁判所が『任用行為である』という形式的理由のみで、解雇の違法性を看過したことは、到底容認できない.最近、国家公務員の非常勤職員に対する再任用拒否が、信義則違反であるとして無効とされた事例(東京地裁民事36部・平成18年3月24日 国立情報学研究所事件)があり、この流れに沿えば、本件解雇は違法無効とすべきであった。公立保育園の廃園・民営化について、これを違法とし、保護者らに慰謝料請求を認めた事例が続いている(大阪高裁・平成18年4月20日横浜地裁平成18年5月22日)。本判決にも見られるように、公共サービスの安易な民間委託や、労働者の使い捨ては、司法から厳しく批判されているのである。
 本判決に見られるように、本件解雇の違法性は明かである。
中野区はこれを認め、原告らを直ちに復職させるべきである。私たちは、解雇無効の判決を求め控訴するものである。」

(4) このように、有期非常勤公務員に関しては、解雇無効を認めるか、それとも「任用行為」との形式的解釈で否定するかは、裁判の上でも激しいせめぎ合いの状況になっています。
 それは、「3年期限」の到来との理由で清算事業団から解雇された1047名、再就職促進法の形式的解釈で解雇無効が否定された鉄建公団訴訟原告団にとっても共通する問題です。国鉄闘争も、国立情報学研究所事件判決をまさに「次の闘いへの道標とし」、「各地で取り組まれている非常勤公務員の権利闘争」を始めとする様々な闘争と「連携しあって法の厚い壁を崩し新たな地平を切り開くこと」が期待されています。国労本部と未提訴の国労闘争団の部隊が、「解雇無効の判決を求め提訴する」ことこそが、その期待に応えることではないでしょうか。
 性差別的な意図で言うのではありませんが、国立情報学研究所事件の原告は、たった1人の女性と急遽結成された労働組合です。それに対し、比較的恵まれた状況にある男が何百人もいる国労闘争団員とかつては最強と称された国鉄労働組合が立ち上がらずして、面目が立つのでしょうか。
中野区非常勤保育士らの「解雇無効の判決を求め控訴する」との心意気に感じるものはないでしょうか。
 おりしも、6月13日の労働政策審議会分科会に提示された労働法制改定に関する厚生労働省素案には、不当解雇でも金銭を払えば職場復帰は不要とする「解雇の金銭解決」が盛り込まれました。昨年の鉄建公団訴訟判決とも、背景にある思想は共通していると思われます。こうした流れを食い止めるためにも、国鉄労働組合本部はいずれ必ず立ち上がる、と(6月16日の集会で二瓶久勝国鉄共闘議長が述べたのと同じく)私も信じています。
 一般には労働組合にとって企業内の労使関係は大事ですが、前章で述べた、褒賞すべき労働者を懲戒するような企業には期待できないと思います。
「不安定な地位に苦しみ不安を抱いている多くの労働者に対し大きな励ましを与える」判決を勝ち取るべく闘いましょう。

お断り。

この記事は国鉄共闘会議のHPに掲載されていた記事を、共闘会議の許可を得て引用させていただきました。(長崎・編集部から)。

熱く燃えた一週間だった

年内解決をめざし、上京行動に参加

長崎原告団 深浦義孝

 梅雨時期の上京行動。大雨覚悟で予備の靴、傘、沢山の着替えを持って東京へ。
 年内解決を決意した原告団、支援者、沢山の争議団の闘いで、熱く燃えた1週間だった。

宿は東京ドーム近くの小石川のウィークリーマンション。ワンルームに貸布団を借り、二人で生活した。小石川は大岡越前で知られる養生所があったとこらしい。時間がなくていけなかったのは残念だった。コンビニは沢山あったが、スーパーは500メートルぐらい歩かないとなかった。

6/11日は、明日からの意識統一。

12日は、横浜の鉄道運輸機構本社前で、抗議、要請行動。12日と13日の責任団体は原告団。初めて「請願書」に住所、氏名を書き、24階の受付に原告、共闘関係50人で請願行動。

13日は、国土交通省前宣伝。要請行動。100名が請願行動をし、最終的には一人ひとりが手渡し、抗議の誓願をした。13日から15日までの行動の途中から、それぞれが争議行動や裁判傍聴などにも参加した。

14日は、独自行動。原告団は国鉄事業本部前の早朝ビラ配布と座り込み。原告の仲間が次々とマイクを握り、抗議と決意を述べる。怒りと年内解決をめざす決意はものすごいもので、私も決意を新たにした。夕方からは、新宿南口に移動し、西部定例宣伝行動に参加。

15日は、原告だけで、東京地裁前宣伝行動。その後、国会議員会館前座り込み。ここから15日と16日の責任団体は国労。昼過ぎから雨になり、途中で中止となった。宿へ帰る途中100円ショップでレインコートを買い、明日の雨に備える。

16日は、2パートに別れて、東京権利総行動。土砂降りの中を歩いたり、電車に乗ったり、みずほ銀行前での抗議集会を皮切りに、トヨタ本社まで8ケ所の総行動。靴はびしょびしょ。レインコートの中のズボンは汗で濡れていた。どんなに雨が降っても総行動は中止になったことはないそうだ。夕方から日比谷野音で国労、建交労、中央共闘、国鉄共闘の4団体主催による「いまこそ解決を!共同の力で!1047名の争議解決を求める6・16集会へ」へ。3000人が結集した。

 

後記 久しぶりに1週間という東京行動に参加をしました。移動時に電車の切符がうまく買えなか  ったり、料金不足で自動改札が閉まったり、北海道の仲間には大変ご迷惑をおかけしました。  この場を借りておわびとお礼を申し上げます。

   権利総行動など、東京ではさまざまな闘いがあり、苦しくともがんばっていることを実感しました。また、北海道、九州から大変な努力をして上京行動に参加していること。とりわけ、事務局の仲間の苦労や、共闘の皆様の支えに、心から敬意と感謝を申し上げます。

   7月2日から8日までの東京行動は、長崎から1週間を3人で交代して参加することになります。一人3日間の参加ですが、就労などでなかなか休めない中で、「一人ひとりが参加して、ともに闘っている」という原告団の気持ちを、ぜひ受け止めてほしいと思います。 

9・15鉄建公団訴訟判決を受けて

            長崎原告団  野口賢治

『折衷案判決』。鉄建公団訴訟の判決がやっと出た。

『政府・権力の厚い壁はやはり突き崩せなかったか』という腹立たしさと、『この司法反動の中で、一部ではあるが不当労働行為を認めさせ、慰謝料(JRに入ったかも知れない期待料)をよく出させたものだ』というものとが入れ混ざった複雑な気持ちだ。

 四党合意路線では、『ゼロ+アルファ』『解決金80万』と言われていたが、判決は『一部ではあるが不当労働行為を認める。慰謝料500万』と、比べ物にならないほど前進した。しかし、私たちが受けた不当労働行為・18年余りの年月を費やして人生を犠牲にした代償としては到底受け容れられるものではない。これからどうすべきか仲間と相談して決めていく事になるが、自分自身の中では納得行く解決が出来るまで頑張り続けようと考えている。

振り返ってみれば本当に大変な訴訟だった。

国労がこれまでの方針を転換し、四党合意路線で解決しようとしたのが始まりだが、四党合意の内容が『魂も何も売り渡し、解決金80万円で解決する』ということだった為、どうすべきか自問自答した。『人生までもかけて闘い抜いてきたこの闘い』をそんな一方的な決め方で変えられるものか、国労がそのようにして闘いを止めていくというなら個人でやっていくしかないと国労からの除名覚悟で立ち上がったのがこの訴訟だ。

今、つくづくこの鉄建公団訴訟に参加してよかったと考えている。

もしも、あの時、国労本部、闘争団指導部のいいなりになって、この訴訟に参加しなかったり、あるいは途中で訴訟を取り下げてしまっていたならばどうなっていただろうかと考える。今でも自信を持って『国労闘争団の一人です。頑張っています。』と言えるだろうか。それとも、いまの国労本部派の役員と一緒になって原告団の悪口を言っているのだろうか。それより、魂の抜けた抜け殻のような姿でどうにか生きているかもしれない。

今度の判決は、内容的には本当に不十分で受け入れられない内容だったが、一定の評価できるものも勝ち取った。闘ってきたからこそ、ここまで出来たと思う。それと、今回の訴訟が国労からの援助金カット、処分、脅し、嫌がらせ等などの中での闘いだったが、どうにか頑張りぬけたのも支える人たちがいたからこそ出来たのだと痛切に感じた。そういう意味で、この闘いでは、『金や物では換算出来ない大切なものは何なのか』ということを考えさせられたし、この訴訟に参加し、闘い続けてきたことを誇りに思う。

納得のいく解決が出来るまでいつまでかかるかわからないが精一杯頑張ろうと思っている。それが自分自身も納得するし、後で振り返った時後悔しないと思う。またそれが、支援してくれた人たちに対しての恩返しになると思う。

最後までのご支援・ご協力よろしくお願いいたします。

 鉄建公団訴訟に何で立ち上がったか!

長崎原告団 野口賢治

JR不採用になって12年目、東京地裁判決が労働委員会の命令を取り消したとはいえ、これまでの闘いの中で私たちの闘いは、地労委命令、中労委命令を勝ち取り一定のところまで到達していた事は事実であり、国労としてはここが踏ん張りどころだと自分では感じていた時、第168回定期全国大会は開催されました。

当然、この大会では判決が違法で不当なものだという事を内外に訴え、その勢いで勝利解決を目指していくものと確信しながら大会報告を聞きに集会に参加しました。

ところが、大会報告を聞いて私は一瞬自分の耳を疑いました。補強5項目の内容を聞いて『これは補強ではなく解体ではないか』『なぜこのようになるのか』『今まで必死に闘いつづけて来たのは何だったのか』とつぎつぎに怒りと疑問がわき上がってきました。

執行部に質問もしました。「これは路線転換ではないのか」『どのような話がされたか知らないが、あの小沢(自由党)でさえ野中にだまされたと言ったぐらいだ。国労は次から次に踏絵を踏まされ、最後は名前は国労でも中味は国労ではなくなるのではないのか』等等・・・

それに対して、『路線転換ではない』『解決水準も裏話として聞いているが、村山政権の時うわさに上った細谷私案が基になっている』などとありもしないウソとごまかしの答弁でした。

それ以降、会議や集会では同じような質問・答弁の繰り返しが続きましたが、情勢的には私たちが危惧していた方向に追い詰められ、とうとう四党合意に行き着いてしまいました。

四党合意の内容は説明する必要はありませんが、支援してきた人を裏切り、闘争団員は切り捨て、労働委員会制度を国労自身が否定し、自民党・JRには魂を売り渡してしまう内容です。その上、解決水準も裁判は下ろし、自民党の言う事を全て飲んだ後出されるようになっています。ゼロだと言われてももうどうしようもない仕組みになっています。

自分自身どうすべきかだいぶ考えました。問題はあっても組織決定を国労はしました。「組織決定がされた以上、組織人としてその方針で行くべきではないのか。」『いや、どう考えても国労方針はおかしい。今まで、自分たちがやってきた事は何だったのか。人生そのものではなかったのか。自分の人生を否定する事になる。』とか自問自答しながら結論を出しました。

私は現在52歳、19歳の時に国労に加入し、これまで分会執行委員など経験し、活動してきましたので、国労という組合がどういう組合であるか自覚もしてきました。

国労は、結成されて50年余り、マル生闘争・スト権スト・国鉄分割民営化反対の闘いなど経験し、この間には何人もの解雇者・処分者を出しました。そういう犠牲の上に、今の国労組織は作り上げられたと思っています。また、すばらしい綱領も持っています。そして国労は、国労だけでなく全労働者の事を考えながら闘いを進めてきました。

私は、これまでこの国労に所属し、自分自身この国労で頑張ってきた事を誇りに思ってきました。だから、これまでJRを不採用になって、家族やまわりの人から考え方を変えるように説得された時でも、ちゃんと反論をして闘い続けてきました。闘いですから、場合によっては勝ち取るものはほとんどないかもしれない、しかしそれでも覚悟して闘い続けてきました。政治的解決もありえるし、その場合は大変な妥協もあるかもしれないと覚悟しながらやってきました。しかし、今度の四党合意は、そこまで覚悟して闘い続けてきた私の気持ちを踏みにじり、人生までも否定する内容でしたし、どうしても受け入れる事は出来ませんでした。

情勢的に大変厳しい面がありますし、この問題についてはいろいろ考え方もあると思っています。

私も、『不採用になって16年余り、もうこれ以上闘い続けるのはきつい。逃げ出したい。』という考えについても判らないでもありませんが、ここで逃げ出そうとは思いません。納得のいくまでやり抜きたいと思っています。

今後ともよろしくお願い致します。


  長崎・支える会機関紙
   JUSTICE(正義)、ジャスティスと同2です
 
 
    
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号数 日付  タイトル
最終号 11/7/31 苦渋の選択、闘いの幕を閉じる。
2-6 11/2-18 郵政ユニオン支援共闘会議発足
2-5 11/1/11 今年こそ本当の意味での解決を
2-4 10/11/5 闘い続ける限り、支援し続ける!
2-3 10/9/23 原告団・家族慰労会、記録集発刊の集い
2-2 10/9/10 「闘いの記録」に寄せられた感想、激励
2-1 10/8/10 JUSTICEからJUSTICE2へ
...... ........ ...... ........
 JUSTICEを今号から第2期と変え、号数を1としました。
85 10/7/10 みなさん本当にありがとうございました 原告団一同
(最終号) お疲れ様でした 幹事会一同
84 10/6/18 鉄建公団訴訟原告団闘争が勝利を引き寄せた。 中島義雄・共闘会議
闘ってよかった 荒木賢三・支える会幹事
83 10/5/15 皆さん本当にありがとうございました。 深浦義孝・原告団代表
原告団の皆さん!本当のご苦労様でした。 山本恭郎・・支える会幹事
82 10/4/15 原告そして家族の皆さん「おめでとう」 小杉徳寿・支える会代表
どうかこの希望の光を消さないで下さい 深浦美香・原告団家族
81 10/3/15 不採用から23年、政府は帰結の決断を! 木下光宏・原告団
首相は納得できる政治決断を! 深浦弘子・原告団家族
80 10/2/15 JR不採用問題解決へ!2,16集会に参加して 川瀬正博・支える会
ついにきた九合目半 山崎・支える会
79 10/1/15 ようやく見えた解決の扉。全力で闘います。 原告団代表・深浦義孝
われわれの最後の力が問われている 支える会代表・小杉特寿
78 09/12/15 「期待と不安」から「解決させるとの決意」へ 支える会・川瀬正博
決意を新たにした11/26集会。 原告団家族・深浦弘子
77 09/11/15 団結をさらに強化し、勝利を勝ち取ろう! 原告団・深浦義孝
陰ながら応援します。 支える会・会員
76 09/10/15 23年を振り返り、改めて納得いく解決を求める 長崎共闘会議・中島義雄
原発・国鉄・郵政問題で、長崎で集会 原告団・長渡明夫
75 09/9/15 現社会を発生させた原点は国鉄問題 原告団九州協議会議長・原田亘
10月から郵政で大合理化 郵政ユニオン長崎
74 09/8/15 三本柱はまさに命のかかった問題 西九州原告・田島省三
ピースサイクルと闘争団の闘い! 原告団・野口賢治
73 09/7/15 法を無視した利益優先の悪質経営が明らかに 九州原告団・猪俣正秀
電力自由化と労使協調にもの申す 支える会員・川瀬正博
72 09/6/15 「雇用・年金・解決金」は法外な要求ではない 原告団・長渡明夫
東京高裁判決報告長崎集会 支える会会員
71 09/5/15 控訴審判決を乗り越え勝利判決を 支える会代表、小杉徳寿
国鉄共闘会議第8回全国総会報告 原告団長、深浦義孝
70 09/5/11 控訴審判決を受けて 原告団、野口賢治
今年の憲法記念日に思う 支える会。松崎涼子
69 09/4/15 一審判決より不当労働行為を認定 原告団、小川真史
JR不採用の早期解決行動に参加して 原告団家族、深浦弘子
68 09/3/15 無念の思いを抱きながら。 原告団、野口賢治
2.16集会の報告 西九州原告団、永松敏道
67 09/2/15 路頭に迷わない解決を。22年目に挑む 西九州原告団議長原田亘
「マニコー」の希望 支える会、松崎涼子
66 09/1/15 納得いく解決めざし、全力で闘う 原告団長・深浦義孝
生きて、闘って 支える会代表・小杉徳寿
65 08/12/15 郵政民営化は間違いだった 郵政ユニオン長崎
当時の実態を精いっぱい訴えた 佐賀原告団・松林俊巳
64 08/11/15 10/24中央大集会、1万2千名を結集する。 原告団・野口賢治
大阪団結祭りに参加して 原告団家族・深浦弘子
63 08/10/15 首相は政権を投げ出しても、私たちは生活を投げ出せない 原告団・長渡明夫
10/2長崎集会を開催 編集部
62 08/10/2 国鉄闘争闘いの軌跡[集会特集号] 編集部
61 08/9/15 最後の納得いく解決を求めて 中島義雄(共闘会議)
原告団北海道夏期合宿に参加して 深浦義孝[原告団代表]
60 08/8/15 南裁判長が「ソフトランディング」発言 永松敏道(原告団)
最終局面を迎えて 小川眞史(原告団)
59 08/7/15 最後まで気を引き締めて頑張ろう
深浦義孝(原告団代表)
生き続けたい 小杉徳寿[支える会代表]
58 08/6/15 子の心、親知らずとばっさり。葛西が証言。東京高裁。 野口賢治(原告団)
57 08/5/15 全労協、国鉄闘争とユニオンのストライキ 中島義雄(共闘会議)
郵政ユニオンのストライキに思う 野口賢治(原告団)
56 08/4/15 不当判決に負けず、逆転判決を勝ち取るぞ 松林俊己(原告団)
裁判、そして支援について 松崎涼子(会員)
55 08/3/15 東京高裁が葛西(JR東海会長)の証人を決定 深浦義孝(原告団長)
国鉄闘争勝利、兵庫地区ハンガーストライキに参加 野口賢治(原告団)
54 08/2/15 必ず勝つ!働く人のためにも、国のためにも。 中島義雄(共闘会議議長)
薬害肝炎とわれわれ 小杉徳寿(長崎支える会代表)
53 08/1/15 今年こそ、解決の年に 深浦義孝(原告団長)
国鉄闘争と私 荒木賢三(共闘会議)
52 07/12/15 郵政民営化で私たちの生活はどうなる。 郵政労働者ユニオン
51 07/11/15 極めて重大な局面。悔いの残らぬ闘いを。 長崎原告団
国鉄闘争とさまざまな闘いを結合し、社会を変えよう。 野口賢治(原告団)
50 07/10/24 国鉄分割民営化を検証する 編集部
49 07/10/10 上京行動に参加し、勇気と自信を感じた。 長渡明夫(原告団)
48 07/9/15 勝に行くために、一人一人が全力で闘い抜こう 深浦義孝(原告団)
悔いが残らぬように、一日一日積み重ねて20年 小川眞史(原告団)
47 07/8/15 闘い抜いたことは間違いの無い事実。最後まで頑張る 野口賢治(原告団)
ピースサイクル20年を走った 中島義雄(共闘会議)
46 07/7/15 闘士 故 前田幸友氏を痛む 原田 亘(原告団)
地方からの闘いで解決に向けた風穴を 猪俣正秀(原告団)
45 07/6/15 国鉄闘争と労働者の20年 小杉徳寿(支える会)
九州原告団全員会議 長渡明夫(原告団)
44 07/5/15 20年目の年 今年こそ解決のめどを 長松敏道(原告団)
2面 今を大切に戦い続け勝利した 池田 実(4・28原告)
43 07/4/15 「自分を忘れるな」証言を終えて 垂脇道男
2面 自治体合併、今職場は 山崎満喜子
42 07/3/15 闘えば勝てる。4・28反処分闘争で職場復帰勝ち取る 中島義雄
2面 2/16東京総行動に参加 松崎涼子
41 07/2/17 2007年こそ勝利決着を 佐久間 誠
2面 国鉄解雇20年、労働契約法問題長崎集会開く 事務局
40 07/2/7 国鉄分割から20年目の検証を。 事務局
2面 差別・選別の実態 事務局
39 07/1/10 不当解雇から20年。今年こそ解決を勝ち取るぞ。 長崎原告団
2面 今年はぜひ解決を。一緒に頑張ります 会員の方から
38 06/12/11 全力を出し切った1ヶ月間の上京行動 長崎原告団
2面 今後も原告団とともに闘っていく 松田運生
37 06/11/10 長崎からも家族で参加。11/5大阪団結まつり。 深浦義孝
2面 子どもに負けないよう,悔いを残さず頑張る 長渡明夫
36 06/10/10 やりぬいたぞ「連帯ロード2006」 野口賢治
2面 20年でここまで到達、納得いく解決を 深浦弘子
35 06/9/15
連帯ロード2006、長崎も走る 松江國晴
   2面 9・15判決1周年、連帯ロード長崎集会を開く 編集部
34 06/9/5 国鉄分割・民営から20年。矛盾が露呈。 編集部
33 06/8/13 連帯ロード2006を成功させよう 編集部
2面 郵便局1048局廃止に思う 野口賢治
32 06/7/10 今年こそぜひ、納得行く解決を 編集部
2面 第1次、上京宣伝行動に参加 深浦義孝
31 06/6/10 第5回国労共闘会議総会、修善寺で開く 中島義雄
2面 悪意に満ちた不当判決、長崎市嘱託職員解雇裁判 荒木賢三
30 2006/5/15 9/15判決と3/24判決は新自由主義と闘う二つの宝 荒木賢三
2面 憲法9条と我々 小杉徳寿
29
2006/4/15 JR不採用から20年目。4/4東京集会に4600名。 中島義雄
2面 ジャスティス発行2周年 松崎涼子
28 2006/3/10 2/16集会に2600名。1047名連絡会結成。 編集部
27
2006/2/1 国鉄闘争の現状と今後の闘いかたについて 二瓶久勝
26 2006/1/15 5%の勝利が闘う力に 深浦義孝
2面 今年もよろしくお願いいたします。原告団と家族 原告団と家族