4・28のページ


         

  

名古屋哲一さん   池田実さん
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  28年間もなぜ闘ったのか。
     
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  1078年の反マル生闘争で免職となった名古屋さんは、28年間闘い続けました。そして、2007年2月13日に、最高裁は免職を取り消す判決を出し、勝利し、職場復帰をしました。今この28年間を、さらには、58歳の今までを19ページの手記にまとめられました。思えば、すごい闘いでしたが、また教えられることも大きい闘いでした。是非皆様にも読んでいただきたいと思います。
      池田さんと名古屋さんの「未来」です。  
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    郵政4・28闘争の小論文
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名古屋哲一さん、池田実さんおめでとう




郵政4・28反処分闘争に勝利しました 28年間の長い闘いご苦労様でした
1979年以来28年間闘ってきた4・28反処分闘争に勝利しました。二年前の6月、東京高等裁判所は懲戒免職処分取り消しの判決を出しました。しかし、郵政は不当にもこれを不服として上告していました。3年目の今日、2月13日に、最高裁はこの郵政の上告を「不受理」とする決定を出し、伊東弁護士のほうに連絡を行いました。まだそれ以外の情報は不明ですが、勝利の一報を掲載します。
 当該の名古屋、池田さんもお礼の言葉を皆様に伝えてと述べておられます。
 4・28をともに闘う会の皆様ご苦労様でした。これまでのご支援に感謝申し上げます。
  2007/2/13
    郵政4・28をともに闘う長崎の会
    郵政労働者ユニオン九州地方本部

今郵政に妖怪が出る  4.28という妖怪である
4・28勝利報告、長崎祝勝会開く




  3月26日、郵政労働者ユニオン九地本と4・28をともに闘う長崎ネットワーク主催で、「4・28勝利報告長崎集会」が開かれました。会場のセントヒル長崎には約70名の方が集まり、来崎された原告の名古屋さんと池田さんを囲み、和やかなうちにも、喜びに満ちた報告、祝賀会となりました。

4・28ともに闘う長崎の会が 祝辞をのべ色紙を手渡しました。

 2月13日の最高裁の勝利決定を受けて、4・28をともに闘う長崎の会の代表二人が(中島会長と鈴木事務局長)2/17に急遽上京し、お祝いを述べ、職場の仲間から託されたお祝いの色紙を手渡しました。(写真が暗くてすみません)

   

4・28長崎の会からのお礼

 拝啓
 春の気配が漂う今日このごろ、皆様方にはご健勝のここと存じます。

 さて、2月13日、最高裁判所第3小法廷(那須裁判長以下5名)は、1,979年4月28日に郵政省が出した懲戒免職処分の取り消しを求めていた被免職者7名に対して、処分取り消しの東京高裁の判決を支持し、郵政公社の上告を不受理とする決定を全員一致で出しました。これにより、28年間処分撤回を求めてきた7名の原告は勝訴し、現職復帰が決まりました。この間、諸先輩各位には、この闘いの勝利のために、さまざまなご支援を賜り、心より感謝申し上げます。
 28年間のなかにさまざまな出来事がありましたが、勝利はすべてを超える実感があります。「闘ってきてよかった」という原告たちの喜ぶ顔を見て、よくここまで耐えてこられた、と私たちも思っております。
 思えば1978年年末の全逓の「怨念の17年」のむしろばたをかかげた反マル生・越年年賀拒否闘争は、日本戦後労働運動でも象徴的な闘いでした。それだけに国と郵政の反撃も鋭く、全国8000名の懲戒処分、61名の免職という報復攻撃を出します。いわば、国と総評運動の最大の矛盾の狭間で61名は免職となったのです。
 その後、総評はなくなり、総評運動もまた消滅しました。全逓も連合へと移行し、名前も日本郵政公社労働組合(JPU)と変え、運動も抵抗、対立から協調へと転換し、反マル生闘争の精算点として、労使正常化の道を歩みます。その必然でもありますが、428反処分闘争の終結を全国大会で決定し、全逓労組としてのこの闘いは終わりました。
しかし、免職に納得しない7名が裁判を継続し、今回の勝利へとつながりました。労組の路線問題、労働者の思想と資質の問題、対立と分裂、抗争。さまざまな28年間でしたが、原告らの「あきらめない」執念がこの結果を生んだと思います。またこの勝利は原告7名のみならず、被免職者全体に同様の裁判を行えば、復帰の道を開くとも言われています。さらにこの勝利は当時差別され、200名の自殺者を出したマル生攻撃に反対したすべての労働者の勝利でもあり、差別と弾圧をかけた国と郵政を鋭く指弾する勝利でもあります。
 私の知り限り、労組が国に権利回復を要求し闘いを挑み、そして弾圧され、28年も抵抗を続けた例はそう多くないと思います。ましてや、労組がこの闘いをやめたのちも個人が闘い、国を打ち破り、元の職場に戻ることなど誰が予想しえたでしょうか。あきらめずに闘えば勝つこともあるという歴史的に意義のある証で、階級闘争の犠牲者たちへの最大の贈り物だと思います。また日本労働運動の現実のなかで苦闘する国鉄闘争の原告団、闘争団の闘いへの影響も大きく、労働運動の再生への小さい一石となれると感じています。
 2/17日、長崎の「428をともに闘う会」も代表が上京し、お祝い会を名古屋、池田君たちと開きました。被免職当時20代の若者であった彼らもいまや50歳代。頭も白髪がまじり、決して若くはありませんが、まだまだ現役で闘えます。今後もともに闘うと東京で美酒に酔いながら固く約束しました。3/26日、長崎でも彼らを招き、報告会と祝勝会を開きます。別途ご案内が届きましたら、どうかご参集いただけましたら幸いと存じます。
 ここに、この闘いの結末をご報告し、これまでのご支援に心より感謝申し上げます。
 末筆ながら、皆様のご健勝を祈念しつつ、ご挨拶とさせていただきます。     敬具
2007223 
長崎の会、代表 中島義雄

名古屋さんからの便り
 郵政ユニオン九州のホームページに、4・28反処分闘争のコーナーを設けて もらえるなんて、とてもとても嬉しいです。ホントにありがとうございます。
 非道とイジメと悪行の郵政当局に負けず、処分撤回を目指しますので、ご支援 連帯をよろしくお願いします。
              (06/5/22)
                    名古屋哲一


お二人の「未来」です。
  4・28反処分闘争を闘っている名古屋、池田さんが「未来」に
  寄稿されたものを記載しています。

名古屋哲一 日付 号数 タイトル
名古屋哲一 07/12/3 2580 これからも正直に生きていきます。
07/10/31 2567 4・28裁判勝利で、郵政共済組合審査請求を準備中
07/9/28 2554 4・28基金設立に向けて
07/8/29 2543 争議が終わらないのは郵政のせい。
07/7/27 2529 4・28反処分闘争、最後の大詰めに。
07/6/29 2518 4・28解決交渉の現状。名古屋さんの報告記。
07/5/28 2504 名古屋哲一さん、北海道国労闘争団と交流
07/5/2 2494 4・28勝利報告はまだまだ続く。次は北海道だ。
07/4/18 2488 楽しい、うれしい、4・28勝利報告、九州道中記、名古屋哲一
07/3/28 2479 28年間の争議の最後の総仕上げを
07/2/28 2468 4・28処分を撤回させたぞ、マンセー!ブラボー!
07/2/14 2462 大勝利!4・28最高裁で勝つ。
池田 実 日付 タイトル
07/3/19 2476 28年ぶりの郵便配達
07/2/19 2464 郵政4・28勝利確定
07/2/16 2463 夢はかなう。4・28最高裁で勝利。池田さん職場復帰に決意。


郵政4・28反処分闘争に関する小論
1,最高裁決定を受けて・・・・4.28反処分、28年間の闘いでかつ
    「地域と労働運動」2007年3月号・・・・中島義雄
2、高裁判決を受けて・・・郵政反マル生闘争25年目の逆転勝利
    「技術と人間」04年8月号・・・・・・・・名古屋哲一
3、東京地裁判決糾弾・・・4・28と長崎
    「伝送便」02年5月号・・・・・・中島義雄
4、4・28の記録集(07/3/26報告集会のパンフ)
5、郵政首切り25年・名古屋哲一の月刊エッセイ最終回
   2008年1月、名古屋さんからの闘争の総括・・・・・名古屋哲一